


尼崎のモンパルナスは伍一さんが74年に独立し開業。今は長男の古角武司さん(60)が運営会社の社長を務める。阪神尼崎駅構内の喫茶店にはパンの販売コーナーを併設。伝統のピロシキは卵とタマネギ、牛ミンチ肉のオーソドックスな具材を塩こしょうで味付けし、今も根強い人気。パルナスの味を受け継ぐ商品としてロシアンドーナツもある。
しかし近年、他店との競争激化で苦戦していたところにコロナ禍が直撃。外出自粛の動きを受け、3月の売り上げは例年の半分ほどに落ち込んだ。4月7日の緊急事態宣言後はさらに客足が遠のき、古角社長はホームページで「助けてください」と窮状を訴えた。喫茶利用を呼び掛けにくい状況から、持ち帰りや、冷凍ピロシキのネット通販をアピールした。
冷凍ピロシキの通販は10個1750円(税込、送料別)など。通販サイト(https://www.piroshki.shop/)から申し込める。モンパルナスTEL06・6413・3301
