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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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白樺の分布と生態

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4K映像 日本一美しい白樺林「新緑の八千穂高原 ミツバツツジ」

シラカバシラカンバ(白樺)は、カバノキ科カバノキ属の落葉樹の一種。樹皮が白いことからこの名がある。別名はシラカバなど。

温帯から亜寒帯地方に多く見られる。基変種であるコウアンシラカンバとそれにごく近縁にオウシュウシラカンバは、アジア北東部・シベリア・ヨーロッパの広い範囲に分布する。

明るい場所を好み、生長が速いが、一代の寿命は70年程度と樹木の中では比較的短い。ブナなどの暗い場所を好む樹木にとって代わられて、通常は一代限りで消えていく。高さは20 - 30mになる。幹は30cm - 1m程でまっすぐに伸びる。

枝は多岐に別れて伸び卵形の樹幹を形成する。外皮は薄く、黄色みを帯びた白色で光沢があり、紙状に剥がれる。葉は互生、卵状菱形もしくは三角状広卵形で周囲は鋸葉状。長さが4 - 10cm、幅は3 - 6cmほど。秋には黄色く紅葉する。

花期は春。雌雄同株で、5cmほどの雄花は長枝の先から尾状に垂れ下がる。雌花は短枝に4cmほどの花穂をつける。自家不和合性が強く、別の個体同士で受粉し種子を付ける。種子は3ミリメートル程度の大きさで、風を利用して散布するのに適した薄い翼を持った形状。100グラム当たり34万個と大量に散布されるが、成木まで成長するのはごく一部。

耐陰性の弱いシラカンバの種子は、適地に散布されると一斉に発芽して純林を作る。不適地に散布された場合には地中で待機できる休眠性があり、山火事の熱を感知する事で休眠を解除して発芽する場合や、湿原が乾燥し陸地化した後に発芽する場合など、先駆種としての能力を持つ。

4K映像 日本一美しい白樺林「初夏の八千穂高原 レンゲツツジ」

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