

発電設備は建設中の「津軽ダム」の直下にある。津軽ダムは、すでに試験的な貯水を開始している。ダムから放流する落差65メートルの水力を使って発電する。利用できる水量は最大で毎秒15立方メートルにのぼる。年間の発電量は4120万kWhを見込んでいて、一般家庭の電力使用量(年間3600kWh)に換算すると1万1000世帯分に相当する。
津軽発電所が立地する西目屋村は青森県の南西部に位置していて、津軽地方の重要な水源である岩木川の上流域にある。流域の洪水と渇水を防ぐために1991年から津軽ダムの建設工事が始まり、それに伴って東北電力が水力発電所を新設した。

スマートジャパンより抜粋