ミツワ石鹸の復活について三木社長は、一時的なブームで終わらせるのでなく、あくまで継続的な事業として展開していくと説明する。
一方で、創業家である三輪家とミツワ石鹸は切っても切り離せないものとして、4代目・三輪善兵衛氏の未亡人・文子さんを特別顧問として迎えた。
「ミツワ石鹸はキッコーマンや味の素、文明堂などと並ぶ日本の代表的ブランド。当時の記憶がある人がいるうちに蘇らせることは、古くから関係のあった当社にとって責務のようなもの」
とした上で、「歴史と伝統を振り返る中で、これからの道筋が見えてくる。規模は小さくても本当に良いもの、大事なものとは何かを追求する」と強調し、今回の復活劇を通じて市場と社会に一石を投じたい考えで、その大きな役割を「新生ミツワ石鹸」に託していく。