日本語ラップの元祖ともいわれる「俺ら東京さ行ぐだ」(1984年)で知られる吉さん。35年の時を経てリリースされた新方言ラップ「TSUGARU」は、現在も津軽で暮らす吉さんが全てを津軽弁で書き上げており、もはや洋楽よりも歌詞の理解が難しい楽曲に。配信に際して吉さんのコメント動画も公開され、「みなさんには意味分かりません。津軽に住んでる人でも年配の人しか分からない」と断言します。
猛暑の青森県で撮影されたというMVでは、ラスタカラーの衣装に身を包んだ吉さんが不思議と耳に残る津軽弁ラップを披露。丁寧に字幕が付けられていますが、解読不能の平仮名が並んでいるようにしか見えず、YouTubeの自動字幕を試してみても「おめだの横バドせラバーを等への力ばば去年だねぇ」など謎の言語を吐き出すばかりです。音声認識に津軽弁は早すぎたか。