曳家後の弘前城天守台上面天守台上面の調査状況。明治時代以降の遺物を含む盛土の上に、石垣の築石のような大型の石材が敷き詰められ、石同士の隙間には玉砂利が充填されていました。
更に2017年5月20日には、弘前城天守台上面から約百年前(大正四年)に行われたとされる石垣修理の祭事に使われた地鎮具が検出されています。
地鎮具の中には徳利が2個、お猪口が2個、木札が1本収容されていました。地鎮具の外側には銅製の密教法具が4本収められています。
重機もなかった時代にどのようにして弘前城天守が曳家されたのか、大変興味が湧くところです。
弘前城天守台上面から地鎮具が検出