弘前・大久保エリアにある津軽弁で書かれた交通安全標語の看板が現在、「難しすぎる」と話題となっている。
「うぬうぬど けんどわだれば ひがれるろ」と津軽弁で書かれた交通安全を呼び掛ける同看板。「急いで道路を渡ると(車に)ひかれるよ」という意味。ツイッターアカウント「おいでよ弘前」さんが2月3日に「交通安全の標語が現地の人しか読めないよ」とツイッターに投稿したところ、8000以上のリツイートがあった。
「十数年前から始めた取り組み」と話すのは青森県交通安全協会・和徳支部交通安全協会の原田利昭さん。交通安全思いやり俳句として、同エリアにある弘前市立城東小学校(弘前市大久保西田)の6年生から毎年4つの俳句を集め、看板を製作するという。
原田さんによると、現在は同エリアに50枚程度の看板を設置してあり、毎年4枚ずつ古くなったものから撤去し、別の標語の看板と入れ替えているという。「近年は津軽弁の俳句が少なくなっている。津軽弁を話す家庭自体が少なくなっているのでは」と原田さん。
テレビやネット、新聞にも取り上げられ度々話題となる同看板について原田さんは「傷み始めているのでそろそろ取り換える予定だが、名物看板となってしまったため、標語は残して新しく作り直すことを考えている」と話す。