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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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押しかけ教師3

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押しかけ教師「それじゃ、はじめるか」

吉田は、教科書をパラパラとめくり、30秒ほどで全ページを見終えてしまった
シャツから筆記用具を出して、練習問題を書き始めた

真司は、筆記用具が自由自在に変わるのに見とれていると「ペンなんかじゃないよ・・・いや、これは新製品でね それより問題をやってみたまえ」

「こんなに時間がかかっちゃいけないな 1年の教科書を出して 君はできるはずなんだ」

それは、今まで聞いたことのない鮮やかな講義だった

1つ1つの単元について、その概念はどう生まれたのか、矢継ぎ早に、しかもまた実に面白い

担任教師が真司に通知簿を渡す時「お前、やったな」と言う

見ると、1年の3学期よりも150番も上がっていた
こんなことのことのできる吉田とは、何者だ?

こずえ「水野さん、今度のテストで、数学、クラスのトップだったんですってね
 私、数学なら誰にも負けないつもりだったのに この次は覚悟してらっしゃい」

あのこずえが、彼を対等に扱ってくれたのだ
しかし、そんなに知識を持つ吉田がT大をパスしないなんてことがあるだろうか?

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