吉田は教授料もとらず、3日に1度くらいで、夜訪ねてきた
「ぼくが何者か、だって? それを聞いてどうする?
今はまだ話せない 君にウソをついたことは認める
だが、君の成績は上がった とにかく君は僕を利用することだけ考えていればいいんだ
僕は、僕の世界のやり方で君を教える それが効果を上げるのが楽しいんだ」
真司は、吉田の“僕の世界”と何度か言うことなどに何かひらめいた
「もういいじゃないか それより、明日から柔道の合宿が始まるんだね?
今日は柔道のコーチをしよう 僕たちがやったのは別のものだが、基本技術が応用できそうなんでね」
真司は開き直った こんな素晴らしい家庭教師はどこにもいないのだ
連携技を使えるようになり、合宿後にはレギュラーとも互角に戦えるようになった
キャプテン「そろそろ黒帯だし、試合に出しても大丈夫だろう」
真司は、2学期の中間テストでは、クラスのトップグループに入り、部活では柔道初段になった
劣等感は消し飛び、自信満々に高校生活を送れるようになり、クラスの花形の1人になっていた
生徒会の後期生徒会長に当選し、柔道部の副キャプテンとなり、GFはあのこずえなのである
吉田に教えられたこともあるが、あとは自分で勝ち取ったものだ 今の自分が自分なのである
「ぼくが何者か、だって? それを聞いてどうする?
今はまだ話せない 君にウソをついたことは認める
だが、君の成績は上がった とにかく君は僕を利用することだけ考えていればいいんだ
僕は、僕の世界のやり方で君を教える それが効果を上げるのが楽しいんだ」
真司は、吉田の“僕の世界”と何度か言うことなどに何かひらめいた
「もういいじゃないか それより、明日から柔道の合宿が始まるんだね?
今日は柔道のコーチをしよう 僕たちがやったのは別のものだが、基本技術が応用できそうなんでね」
真司は開き直った こんな素晴らしい家庭教師はどこにもいないのだ
連携技を使えるようになり、合宿後にはレギュラーとも互角に戦えるようになった
キャプテン「そろそろ黒帯だし、試合に出しても大丈夫だろう」
真司は、2学期の中間テストでは、クラスのトップグループに入り、部活では柔道初段になった
劣等感は消し飛び、自信満々に高校生活を送れるようになり、クラスの花形の1人になっていた
生徒会の後期生徒会長に当選し、柔道部の副キャプテンとなり、GFはあのこずえなのである
吉田に教えられたこともあるが、あとは自分で勝ち取ったものだ 今の自分が自分なのである