P-MODELは1979年にプログレッシブ・ロック・バンドの「マンドレイク」を母体に平沢進がリーダーとなって結成され、シングル『美術館で会った人だろ』でデビュー。その後、民族音楽とテクノを融合させたようなアジアン・テクノ、独自の世界観を持った歌詞表現などで独特の音楽を展開していった。
1988年に凍結と称して活動休止。1991年に解凍と称して活動を再開するが、2000年に再び活動を休止している。
オリジナル・メンバーは「マンドレイク」から平沢進、田中靖美、田井中貞利、そして彼らのファンだった秋山勝彦。ステージでのデビューは1979年3月下北沢ロフト、アルバムデビューは1979年8月発売の『IN A MODEL ROOM』。当初はリズムボックスやシンセサイザーをラジカルに使ったサウンドで、ヒカシュー、プラスチックスと共に「テクノ御三家」と俗称され、日本のテクノポップ/ニュー・ウェイヴ・ムーヴメントの一翼を担った。