関西風雑煮
・焼かずに茹でた丸餅
・具材は里芋、大根、人参など
・白味噌をつかった味噌仕立て
丸餅を使う理由は、「その年を丸くおさめる」という意味が込められているため。
関東では味噌は縁起が悪いと言われて使われていませんでしたが、関西地方では武士社会の影響が少なかったために味噌が使われているようです。
お雑煮の歴史はかなり古く、平安時代から食べられていました。
そもそもお餅は農民にとっては特別の日に食べる物でした。年神様にお供えした餅や芋、人参などの具材を新年最初に組んだお水を、新年最初の日で煮込んで、年神様からのお下がりとして食べていたのが始まりと言われています。
お雑煮の語源は「煮雑ぜ(にまぜ)」で、いろいろな具材を煮合わせたというところからきています。昔から特別なものとして食べられてきたお餅を、お正月という特別な日に食べていたんですね!