名古屋雑煮
かつお昆布だしのすまし仕立て。
角餅には珍しく煮るタイプ。
具は餅と餅菜(もちな)に鰹節だけ!
味付けはカツオだしのしょうゆ味で、具はお餅と餅菜だけ…と超シンプル。
名古屋のお雑煮に欠かせないのは”餅菜”です。餅菜というのは小松菜の一種で、尾張の伝統野菜。小松菜より葉の色が濃くて柔らかい。普段は全く食べないけど、お正月前になると突然登場。お正月以降には見かけない、お雑煮の時にだけ使う野菜です。最近は小松菜で代用することも多いですね。
このお雑煮には 『名(菜)を上げる』という意味があるのだとか。派手な印象を持たれがちですが、いざという時はド派手にいくために普段、質素倹約するのが名古屋人的な気質なのでしょう。