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冥王星の最新地図

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冥王星の最新地図
冥王星の最新地図

Google Earthで開いた冥王星マップ探査機「ニューホライズンズ」の観測データに基づいた冥王星の最新地図を米航空宇宙局(NASA)が7月8日、公開した。研究者が「クジラ」や「ドーナツ」と呼んでいる明暗の模様が分かる。

ニューホライズンズは冥王星の北極を見下ろす格好で接近しているため、地図は北半球はカバーしているが、南半球は低緯度帯の一部のみとなる。

冥王星の直径は2300km程度で、地球の月(約3500キロ)より小さい。地図の左の黒い部分は「クジラ」と呼んでおり、その右には凍ったメタンなどが含まれる可能性がある明るい部分がある。地図の右にはドーナツ上の模様も確認できる。研究者は「これらの明暗が何であるか判明にするにはまだ早い」という。ニューホライズンズは、7月14日に冥王星に最接近して詳細な観測を行う。冥王星の地図をGoogle Earth用データ(KMZ形式)にしたファイルも公開した。Google Earthで開けば冥王星をぐるりと楽しめる。http://pluto.jhuapl.edu/Multimedia/Google-Map/を参照

冥王星の地図
冥王星の地図・・・ハッブル宇宙望遠鏡で観測されたもの

ハート形の冥王星

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ハート形の明るい領域細長く暗い領域
ハート形の明るい領域と細長く暗い領域

無人探査機ニューホライズンズが撮影した冥王星米航空宇宙局(NASA)は9日までに、探査機ニューホライズンズが2015年7月7日に冥王星まで約800万kmの距離から撮影したカラー画像に、大きなハート形の明るい模様が写っていたと発表した。隣にはクジラのような形の暗い模様もあるという。同探査機は日本時間の2015年7月14日午後8時49分に、冥王星に約1万2500kmまで接近した後、通過する予定。これまで分からなかった冥王星の姿が、接近するにつれ詳しく明らかになっている。 

米航空宇宙局(NASA)は探査機ニューホライズンズが送ってきた写真に、冥王星の地表に「ハートマーク」もしくは「クジラ」が有るのかもしれないと発表。海外でも話題となっている。またその他にもドーナッツのような図形もあるかもしれないということで、全く未知なる準惑星の「冥王星」に脚光が集まっている。

但しそれは光と影の明暗によってそう見えるだけなのかもしれないし、一時的な堆積物という可能性もある。そのため「冥王星そのもの」の地形だと決定づけるには、まだ時期尚早だ。

I ♡ Pluto
I ♡ Pluto

冥王星の詳細画像

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2015年7月8日に撮影2015年7月10日に撮影
2015年7月8日(左)と2015年7月10日(右)に撮影された冥王星

冥王星の詳細画像ニューホライズンズの長距離偵察機イメージャ(LORRI)から冥王星の最新白黒画像です。若干クレーターのような模様が見えてきました。

冥王星探査機ニューホライズンズの最新画像が1ピクセル当たり27kmの解像度で、540万kmの位置から2015年7月9日に撮影されました。冥王星は、個別の地質の特徴の最初の徴候を明らかにし始めています。この画像は、カロンに直面している冥王星の側面を見て、その赤道に沿って暗いクジラ字特徴の「尾」を含みます。

画像の中央には、1609.4kmの長さで東北東に向かってストレッチ地形の複雑な帯が広がります。

冥王星地形の説明
冥王星地形の説明

冥王星の大気

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冥王星の大気
太陽風によってイオン化された冥王星の大気の流れ

冥王星ははっきりとした濃い大気は持っていない。太陽に近づくと、主に窒素、メタン、一酸化炭素の希薄な気体が冥王星を包み、表面にある固体の窒素や一酸化炭素の氷との間で平衡状態になる。冥王星が遠日点へと公転していき太陽から離れると、大気の大部分は凝固し、地表へと降下する。冥王星が再び太陽へ近づいていくと、冥王星の固体表面の温度が上昇し、固体窒素が昇華して気体となる。これが反温室効果をもたらす。この昇華する窒素は、人間の皮膚から蒸発する汗と同じように冷却効果を持つ。2006年にはサブミリ波干渉計を用いて、冥王星の表面温度が予想されていたよりも10ケルビン低いことが発見された。冥王星の最低表面温度は -240 ℃、冥王星の平均表面温度は -229 ℃、冥王星の最高表面温度は -218 ℃。

1985年の恒星の掩蔽(恒星食)の観測から、冥王星は大気を持っているということが分かった。この発見は1988年に起きた別の掩蔽の詳細な観測により確認され、著しく補強された。大気を持たない天体が恒星を掩蔽すると、恒星は瞬間的に消える。冥王星の場合、恒星は徐々に暗くなっていった。暗くなっていく割合から、冥王星の大気圧は、地球のおよそ70万分の1の0.15パスカルと分かった。

2015年7月6日に撮影
2015年7月9日に冥王星探査機が600万kmの距離から撮影したカロンと冥王星

2015.7.11の画像

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2015年7月11日に撮影された冥王星
2015年7月11日に撮影された冥王星

2015年7月11日に撮影された冥王星2015年7月11日にニューホライズンズが撮影した冥王星は、暗い領域と崖のような直線状の模様やクレーターとみられる円形模様が映っている。最接近時に観測されるハート模様や「くじら」の領域が、この画像では冥王星の左裏に隠れている。

2015年7月11日にニューホライズンズが撮影した衛星カロンの画像は、300km以上に渡って北極領域が暗くなっていることや冥王星と同様にクレーターがある。裂け目のような模様も捉えられている。

2015年7月11日に撮影されたカロン
2015年7月11日に撮影されたカロン

冥王星の大きさ確定

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冥王星と衛星カロン
冥王星と衛星カロン。望遠撮像装置「LORRI」による白黒の観測データに可視光・赤外線撮像装置「Ralph」によるカラーデータを合成して作成。2つの天体の明るさや色の違いがハッキリと分かる

2015年7月11日に撮影された冥王星ニューホライズンズの望遠撮像装置「LORRI」による観測データから、基本的な謎であった冥王星の大きさが明らかにされた。その直径は2370kmで、従来の推定値よりやや大きい数値となっている。

「結果は推測通りでした。冥王星は、太陽系内でこれまでに知られている海王星以遠の天体の中で一番大きいことがわかりました。1930年の発見以来、その大きさについて論議が続いていましたが、やっと終止符を打つことができました」(米・ワシントン大学のBill McKinnonさん)。

冥王星が少し「大きくなった」ことで、従来の想定よりも密度は少し低くなり、内部の氷の割合は高くなる。冥王星の大きさが数十年間も謎であった理由は、大気という複雑な要素のためだ。一方で最大の衛星カロンには大気が無いため、地上の望遠鏡からでも簡単に直径がわかる。ニューホライズンズの観測により、これまでの値(直径1208km)が再確認された。

地球、冥王星、カロンの大きさの比較
地球、冥王星、カロンの大きさの比較。冥王星は地球の18.5%、カロンは9.5%

冥王星上空に到達

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2015.7.13に撮影された 冥王星
2015.7.13に撮影された 冥王星

冥王星最接近時の観測上の画像は、冥王星に接近中の無人探査機ニューホライズンズが約76万6000キロ上空から2015年7月13日に撮影した冥王星。白っぽいハート形の模様が正面に見える。

米航空宇宙局(NASA)は2015年7月14日、無人探査機「ニューホライズンズ」が打ち上げから9年半の旅を経て、日本時間の同日午後8時49分ごろ、冥王星上空に到達したと発表した。探査機が冥王星へ接近するのは史上初。接近観測にも挑み、冥王星を通過後はさらに遠くにある太陽系の小天体観測へ向かう。

探査機は現在、地球から約48億キロ離れており、探査機の現状を確認する通信には片道約4時間半かかるが、探査機は秒速約14キロのスピードで冥王星から約1万3000キロに近づいた。NASAのアラン・スターン主任研究員は「私たちは太陽系(の主な天体)の初探査を達成した。米国が偉業を成し遂げたことを誇りに思う」と喜びを語った。

探査機は、2006年1月に打ち上げられた。冥王星上空から地表や大気の組成などを観測する計画で、最接近時の観測が成功したかどうかや詳しいデータは、15日に公表される見通し。観測データ全てが地球に届くまで16カ月かかるという。

探査機が撮影した画像などから、冥王星のクレーターと見られる地形や表面の模様が確認された。NASAは14日、冥王星から76万6000キロの場所から13日に撮影したハート形の明るい模様が確認できる画像を公開。同じ模様は7日も撮影されたが、輪郭や地形がくっきりしてきた。

2015.7.13に撮影された カロン
2015年7月13日に46万6000キロの距離から撮影された カロン

カロンの大きな山

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衛星カロンと一部領域のクローズアップ
衛星カロンと一部領域のクローズアップ

2015.7.13に撮影された カロンNASAから冥王星最大の衛星カロンの地形を部分的にクローズアップした画像が公開された。通常とは異なる形状の大きな山が特に目を引いて興味深い。囲み内のクローズアップ画像は、探査機「ニューホライズンズ」の冥王星最接近の約1時間半前(日本時間7月14日19時30分ごろ)に約7万9000kmの距離から撮影されたもので、長辺方向に約390kmの範囲がとらえられている。

少ないながらもいくつかクレーターが見えているが、何よりも目を引くのはクローズアップ画像内の左上に見える、堀の中に一部沈んだような大きな山だ。大きな影を落としているこの地形に、研究者たちは驚くとともに悩んでいる。

冥王星撮影画像比較
冥王星撮影画像比較

3500m級の氷の山々

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Mountains on Pluto

氷の山々の位置米航空宇宙局(NASA)は2015年7月15日、探査機「ニューホライズンズ」が撮影した冥王星の最新画像を公開した。最接近の1時間半前に7万7000キロの距離からとらえており、富士山クラスの氷の山々がそびえ立っているのが分かる。

ニューホライズンズは冥王星の赤道付近を撮影。表面に確認できる山々は高さ3500mほどだという。1億年以内に形成されたものと考えられ、まだ形成途中かもしれないという。写真は冥王星表面の1%にも満たず、研究者は、冥王星全体ではまだまだ地質学的に活発な動きが起きている可能性もあるとみている。

既に様々なデータが得られており、NASAの研究者は「基礎的な科学研究がどれほど重要なのか、ニューホライズンズはそれを示してくれるミッションだ」と話す。

冥王星の氷の山々
冥王星の氷の山々

冥王星の広大な氷の平原

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凍りついた平原広がる 冥王星の新たな画像

冥王星最接近時の観測NASAは7月17日昼過ぎ(現地時間)、探査機「ニュー・ホライズンズ」が14日に、冥王星をフライバイした際に撮影した、新しい画像の一つを公開した。この画像は、これまでも知られていた冥王星の赤道付近にあるハート形の領域の中の、中央付近の部分を詳細に捉えたもので、クレーターがない、のっぺりとした氷の平原が広がっている。

他の星であれば、太陽系ができた約46億年前から現在までの間に、大小さまざまな天体の衝突によって、その表面には多くのクレーターが形成されている様子が見られる。冥王星にも同じように様々な天体が衝突し続けているはずだが、クレーターがないということは、古くとも1億年前というごく最近に、クレーターを消し去るような地面の動きが起きた、あるいは現在も起きている可能性がある。

ニュー・ホライズンズの地質学・天体物理学・画像チーム(GGI)のリーダーを務める、NASAエイムズ研究センターのジェフ・ムーアさんは「この地形について説明するのは難しいです。この広く、クレーターのない、そして非常に若い領域の存在は、私たちの予測を超えています」と語る。

この氷の平原領域は、ニュー・ホライズンズのチームにより、非公式ながら「Sputnik Planum(スプートニク平原)」と呼ばれている。1957年にソヴィエト連邦が打ち上げた世界初の人工衛星にちなんでいる。またこの平原の氷は、ヒビによって不規則な形で区切られている。これは地球上で泥の氷にヒビが入るのと似ているという。一つの塊のその幅はおよそ20kmほどと推定される。その間の谷の部分は、平地の部分と同じ白いところもあれば、黒い物質が露出しているためか黒く見える部分もある。

この不規則な形の区切りがどのようにして生じたかについては、大きく2つの理由が考えられる。まず1つ目は、地球上で泥が乾燥するときに起こるのと同じように、表面の物質の収縮による結果であるという説。2つ目は地表にある凍った一酸化炭素、メタン、そして窒素が、冥王星の内部の熱によって溶け、対流を起こした結果であるという説。画像の右下には、表面が細かくぶつぶつしている領域があるが、ここはドライアイスのように、固体の氷が直接気体になる昇華という現象によって形成されたと考えられる。更に平原をより拡大すると、長さ数kmの暗い筋もいくつか確認できた。これらの筋はどれも同じ方向を向いており、地表付近に吹く風によって生成されたものである可能性がある。

撮影時点での探査機と冥王星との距離は約7万7000kmで、「LORRI」(Long Range Reconnaissance Imager)という高性能カメラによって撮影された。この画像の解像度は1kmほどだという。実際の画像の解像度はもっと高いものの、地球に画像を送信する際に圧縮をかけているため解像度が落ちている。

無圧縮の画像や、またステレオ画像などは、まだ探査機内のメモリーに入っており、データ量が多いことや通信速度が出せないことから、今後1年以上をかけて徐々にダウンロードされる。現時点でダウンロードできているデータは、全体の1~2%ほどにすぎない。

冥王星の広大な氷の平原
冥王星の広大な氷の平原

冥王星の明暗境界

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冥王星の明暗境界
冥王星の明暗境界

上図は、ニューホライズンズのアリス観測機器で観測された日没と日の出の太陽掩蔽の位置を示しています。日の出は 57000kmの範囲から、クジラの尾付近まで。日没掩蔽は、48200kmの範囲から、すぐ冥王星の南のハート型領域の発生しました。南緯30度以南では太陽光が届かない領域なので、この付近の冥王星の地形は分かりません。

下図は、日没と日の出の観察中にアリス機器の計数率が、時間の経過と共にどのように変化したかを示しています。太陽への計測は、開始時刻と終了時刻における大気の外にあるときに計数率が最大です。窒素分子(N2)は、宇宙船が地球の影に近づくにつれて減少する、冥王星の大気の上流に太陽光を吸収します。食が進行すると、大気中のメタンおよび炭化水素はまた太陽光を吸収し、さらに計数率を低下させることができます。宇宙船が冥王星の影に完全にあると計数率はゼロになります。宇宙船は日の出に冥王星の影から出てくるように、プロセスが逆になります。逆時間方向で観察された計数率をプロットすることにより、冥王星の反対側の雰囲気がほぼ同一であることが分かります。

冥王星の大気吸収率
冥王星の大気吸収率

ニクスとヒドラの画像

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Nix and Hydra
Pluto Nix and Hydra

ニクス米航空宇宙局(NASA)は2015年7月17日昼過ぎ(現地時間)、探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した、冥王星の衛星「ニクス」の画像を公開した。

この画像は2015年7月13日に撮影されたもので、ニクスとは約59万km離れていた。距離が遠いことからドット絵のようになっているが、ニクスを観測したものの中では、これまでで最も解像度の高い画像となる。

写っている部分の幅はおよそ6kmほどとされる。一見すると球形に近い星のように見えるが、ニクスは「ヒドラ」と同じく楕円形で、最大で約40kmの長さを持つと推測されており、この画像はその端の側から見る形の位置から撮影されたものとされる。

ヒドラ米航空宇宙局(NASA)は2015年7月15日夕方(現地時間)、記者会見において、探査機「ニュー・ホライズンズ」が撮影した、冥王星の衛星「ヒドラ」の画像を公開した。ヒドラは2005年5月に、宇宙望遠鏡「ハッブル」によって「ニクス」と共に発見された。ヒドラもニクスも非常に小さい星で、これまでその正確な姿かたちは明らかになっていなかった。

この画像は、ヒドラから約64万km離れたところから撮影されたもので、不鮮明ながらも、ジャガイモのような形をしていることや、明るい領域と暗い領域があることが確認できる。画像の1ピクセルは約3kmに相当し、この写真から横の長さは約43km、縦は約33kmほど、また暗い領域は直径10kmほどと推定されている。同じ冥王星の衛星カロンと同じように、ヒドラもまた水と氷によって構成されていると考えられている。

ニューホライズンズの冥王星系通過シーン
ニューホライズンズの冥王星系通過シーン


番組情報
人類初 目撃!太陽系の秘境 冥王星&彗星 大冒険[字]
7/25 (土)  NHK総合 19:30 ~ 20:45(75分)

番組概要
この夏、人類は初めて太陽系最果ての冥王星と激しく変化する彗星の姿を目撃する。番組では、2つの大規模な探査に密着。驚きの宇宙絶景と共に生命誕生のドラマに迫る。

番組詳細
この夏、歴史的な2つのミッションが太陽系誕生の謎に挑む。NASAの探査機・ニューホライズンズは、人類史上初めて冥王星に大接近、超望遠カメラで撮影を行う。ESA(ヨーロッパ宇宙機関)の探査機・ロゼッタは彗星に着陸、ダストや水蒸気を激しく吹き出す様子を初めて至近距離から観測する。番組では2つの探査に密着。ESAからの生中継を交えて、人知を越えた驚きの絶景と、太陽系の成り立ち、生命誕生のドラマに迫る。

【出演】中川翔子,カンニング竹山,【解説】国立天文台教授…阪本成一,【司会】中山秀征,廣瀬智美,【リポーター】寺門亜衣子,【語り】古谷徹,三石琴乃


Pluto Is Unexpectedly Large - New Horizons Mission | Video Update

迷いの星の影

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銀河鉄道999に描かれた冥王星
銀河鉄道999に描かれた冥王星

冥王星と999ニューホライズンズが撮影した冥王星の詳細なDATAを記念して、松本零士原作の銀河鉄道999に描かれた冥王星を紹介します。

1978年夏に制作されたアニメでは、まだカロンの姿が描かれていません。冥王星については、「直径が5800km、質量は地球の1に対して0.1、自転周期は6.39日、寒くて永久に凍りついた最果ての小惑星、人呼んで迷いの星、冥王星は太陽系最果ての星。」とメーテルが紹介しています。冥王星の停車時間は6日と半日と車掌がアナウンスしました。

鉄郎は寒いと言ってます。車掌に暖房をかけろと鉄郎は言いますが、ちゃんと効いてると車掌さんが言ってます。冥王星に近づくと寒く感じるそうです。「あの星で凍り付いている旅人の魂がそうさせるのよ。」とメーテルは言います。

冥王星に到着する999
冥王星に到着する銀河鉄道999

迷いの星

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冥王星駅前
冥王星駅前

冥王星繁華街銀河鉄道999に描かれた冥王星駅前は、機械化人間でにぎわっています。駅前からの町並みは、ロシアの繁華街をモチーフにしたような作りです。メーテル自身も金髪でロシア帽を被っているので、この町並みを歩くのは良く似合います。街の中心はモスクワの赤の広場をモチーフにしたようで、聖ワシリイ大聖堂のような丸いドームが目をひきます。

メーテルは鉄郎と離れてどこかへ。メーテルは鉄郎に町の外には出るなと注意します。鉄郎が町の外を一人歩いていると、氷に向かって泣いているメーテルの姿が見えます。鉄郎がメーテルに近づこうとすると、足下の氷の中に人の死体が一杯あることに気が付いて驚きます。

ここは氷の墓地。この星で死んだ人や機械の体になったため、要らなくなった抜がらを捨てた場所。本編は迷いの星の影で検索すると幾らでもあらすじが書かれているページがあるので、ここでは省略します。

アニメの最後は、下の画像のような氷の墓地に眠っている女性。メーテルは知り合いと言っていますが、本当はメーテルの昔の姿なのかも知れません。

氷の下のメーテル border=
氷の下のメーテル

エリス

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Eris Discovered to be Same Size as Pluto: Eris and Pluto are Twin Planets

エリスエリス(136199 Eris)は、太陽系外縁天体のサブグループである冥王星型天体。準惑星に分類され、冥王星と同じくらいの大きさと考えられている。

2003年10月21日に撮影された画像に写っているところを、マイケル・ブラウン、チャドウィック・トルヒージョ、デイヴィッド・ラビノウィッツにより2005年1月5日に発見され、同年7月29日に発表された。発見当時は太陽から97天文単位離れたところにあり、黄道面からかなり傾いた楕円軌道を約560年かけて公転している。

エリスの軌道は、離心率がかなり大きい楕円を描く。発見当時は太陽から 97 AUの距離にあったが、近日点は 35 AUと考えられる。冥王星は 29 AUから 49.5 AUの距離を公転する。また他の惑星とは違い軌道傾斜角44°という、かなり傾いた軌道を持つ。この天体は視等級にして19等と、高性能でない望遠鏡でも観測可能な明るさだが、軌道傾斜角が大きいために発見が遅れたと考えられる。太陽系の質量の大部分が黄道面上に見出されるため、探査の目もその方向に向いている。

エリスの軌道
エリスの軌道

エリスの衛星

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Animation of Eris & Dysnomia

エリスとディスノミアの想像図2005年9月10日、マウナケア天文台群のケックIIで撮影された画像からエリスに衛星が確認され、2005年10月2日に発表。仮符号S/2005 (2003 UB313) 1がつけられた。それによると、S/2005 (2003 UB313) 1の大きさは約350km、公転軌道は14日。エリスの命名と同時に、この衛星には確定符号 (136199) ERIS I が与えられ、ディスノミア (Dysnomia) と命名。この名は、不和の女神エリスの娘である不法の女神デュスノミアにちなむ。

エリスは散乱円盤天体の一種である。これは太陽系外縁天体のうち、海王星など他の惑星の影響で軌道の離心率が大きくなったものをさす。発見当時は、太陽の周りを公転する知られている天体の中で太陽から最遠のものだったが、太陽からの平均距離は必ずしも最大ではなかった。

エリスとディスノミア
エリスとディスノミア

マケマケ

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マケマケ(青)、ハウメア(緑)、冥王星(赤)と海王星(白)の軌道
マケマケ(青)、ハウメア(緑)、冥王星(赤)と海王星(白)の軌道

マケマケの想像図マケマケ(136472 Makemake)は準惑星で、太陽系外縁天体のサブグループである冥王星型天体の1つ。307年周期で太陽を廻っている。

2005年3月31日にマイケル・ブラウンらのグループにより発見され、同年7月29日に公表された。仮符号は2005 FY9。発表当日には他の大型外縁天体2003 EL61(後のハウメア)、2003 UB313(後のエリス)の発見も公表されている。

2008年7月に冥王星型天体として認められた。2006年8月24日にケレス、冥王星、2003 UB313(エリス)が準惑星に分類されて以降、最初に追加された準惑星(冥王星型天体)で、準惑星としては4個目、冥王星型天体として3個目となる。

マケマケはスピッツァー宇宙望遠鏡で捉えられており、これにより直径は冥王星の50%から75%であると推測されている。したがって、明るさではハウメアを上回っているものの、サイズは同程度ということになる。エリスと冥王星に次ぐサイズの外縁天体であると考えられている。

冥王星型天体の大きさ
冥王星型天体の大きさ

ハウメア

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Карликовая планета Хаумеа

ハウメアの軌道。青がハウメア、赤が惑星ハウメア(136108 Haumea)は準惑星で、太陽系外縁天体のサブグループである冥王星型天体の1つ。細長い形を持つことで知られている。スペインのシエラ・ネバダ天文台でホセ・ルイス・オルティスのグループが発見し、2005年7月29日に公表。仮符号は2003 EL61。

2008年9月17日に準惑星として国際天文学連合 (IAU) に認められた。同年7月のマケマケに次いで、準惑星としては5個目、冥王星型天体としては4個目である。

冥王星型天体として認められると同時に、ハワイ諸島の豊穣の女神ハウメアに因んで命名された。この名前を提案したのはブラウンの共同研究者のデイヴィッド・ラビノウィッツで、ハウメアが多くの子を産んだことと、2003 EL61 が天体衝突により2個の衛星と多くのハウメア族小惑星を産んだことをかけている。

ハウメアと衛星の想像図
ハウメアと衛星の想像図

カイパーベルト天体

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エッジワース・カイパーベルトとオールトの雲
エッジワース・カイパーベルト(上)とのオールトの雲(下)の想像図

エッジワース・カイパーベルト(Edgeworth-Kuiper Belt、EKB)、またはカイパーベルトは、太陽系の海王星軌道(太陽から約30 AU)より外側の黄道面付近にある天体が密集した、穴の空いた円盤状の領域。外側の境界はあいまいだが、連続的にオールトの雲につながっていると考えられる。

エッジワース・カイパーベルトは、正確には、単なる太陽との距離ではなく、軌道要素の軌道長半径と近日点距離で定義される。 エッジワース・カイパーベルトは、古典的エッジワース・カイパーベルトと近日点では海王星の重力の影響を受ける散乱円盤 (Scattered Disk) に分けられる。

主に水の氷からなる小天体で、便宜上小惑星として扱われる。日本学術会議による2007年4月9日の対外報告では、「エッジワース・カイパーベルト天体」および「カイパーベルト天体」を「TNO(太陽系外縁天体)」の別名としている。

カイパーベルト
青い点々がカイパーベルト天体で橙が散乱円盤天体で灰色が木星のトロヤ群
アルファベットは木星型天体の略称で、真ん中の黄色が太陽

オールトの雲

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エッジワース・カイパーベルトとオールトの雲
エッジワース・カイパーベルト(上)とのオールトの雲(下)の想像図

オールトの雲は、太陽系を球殻状に取り巻いていると考えられる仮想的な天体群をいう。オランダの天文学者ヤン・オールトが長周期彗星や非周期彗星の起源として1950年に提唱した。存在を仮定されている天体は、水・一酸化炭素・二酸化炭素・メタンなどの氷が主成分であると考えられている。

オールトの雲は、概ね太陽から1万天文単位(AU)もしくは太陽の重力が他の恒星や銀河系の重力と同程度になる10万天文単位(1.58光年)の間に球殻状に広がっているとされる。その存在は彗星の軌道長半径と軌道傾斜角の分布の統計に基づく状況証拠のみであり、想定される領域に天体が直接観測された訳ではないので仮説の域を出ないが、仮説を否定する証拠も現在のところ特に無い。

オールトの雲には1×1012(1兆個)単位の数の天体が含まれると推測されている。その起源は、太陽系の形成と進化の過程で、現在の木星軌道付近から海王星軌道付近までに存在していた小天体が、巨大惑星の重力や相互衝突により軌道要素が変わり、近日点距離が海王星軌道の半径よりも大きな長楕円軌道に移ったとする説が有力である。この説によると、もともと海王星軌道の外側にあった天体は、エッジワース・カイパーベルト天体として今も残っているということになる。確認されている太陽系天体の中でオールトの雲に属すると推測される天体は、長周期彗星や非周期彗星のみ。

現在太陽系から63光年の空間に存在するグリーゼ710(GL710)という恒星が、およそ150万年後に太陽から約1光年の位置まで接近するため、仮にオールトの雲が存在するならば、近接する空間のオールトの雲はかなりの影響が生じると予想される。

海王星より内側の惑星には直接的な影響こそ及ぼさないものの、過去においてはこうした恒星の接近によって軌道を乱された彗星が太陽系内部に飛来し、その一部が地球に衝突して、大量絶滅を引き起こしたとする説がある。

ボイジャー1号とオールトの雲の位置
ボイジャー1号とオールトの雲の位置
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