映画『セーラー服と機関銃』の中で機関銃を乱射するシーンで有名な「カイ・・・カン」のセリフは薬師丸のアドリブであると言われていたが、薬師丸ひろ子は台本であると断言した。ちなみにこのシーンで割れたビンの破片が薬師丸の左目のすぐ下に当たり少し出血してしまうハプニングが起きるが、そのまま演技を続け映画の本編で使われている。傷は長さ1cm弱で浅かったが、対応した医師は傷痕は残ると宣告する。
『セーラー服と機関銃』の公開2日目(1981年12月20日)に大阪・梅田東映ほかでの舞台挨拶を予定していたが、徹夜組を含めた約8000人のファンが上映3館に殺到したため放水車を伴う機動隊まで出動し、舞台挨拶も上映も中止となった。その騒動は翌日のスポーツ新聞のみならず、一般新聞の社会面トップ記事にもなった。舞台挨拶を見られなかったファンは薬師丸を追って大阪空港へ殺到し、空港もパニックになる。空港を回避し新大阪駅に向かったが、そこにもファンがいて結局名古屋までタクシーで移動し東京に戻った。その後、薬師丸が大阪を訪問するには何年かの間、警察の許可が必要だった。同月25日「翌年(1982年)は大学受験のために仕事を控える」と休業宣言をする。