2009年6月1日に改正薬事法が施行されたことで、一般用医薬品のCMでの注意表示が変更された。第一類医薬品の動画CMにおいては、「この医薬品は、薬剤師から説明を受け使用上の注意をよく読んで正しく使うように」と表示されている。指定第二類医薬品の動画CMでは「この医薬品は、薬剤師・登録販売者に相談のうえ、使用上の注意をよく読んで、正しく使うように」と表示されている。かぜ薬や鎮静剤のテレビCMの最後には、上記の注意表示に加えて「アレルギー体質の方は必ず、薬剤師(第一類医薬品の場合)/薬剤師・登録販売者(指定第二類医薬品の場合)にご相談のこと」と、赤で強調するなどの注意表示がなされている。
医薬品の動画CMの最後に、前述のアレルギー体質者に対する注意喚起表示時に「ピンポーン」の音が挿入されることがある。これは医薬品会社が自主的に行っているもので、「挿入しないといけない」といった取り決めはない。これを逆手に取り、安西ひろこや平山あやが「ポンピーン」と言う頭痛薬(アラクス・ノーシン)のCMやデーモン小暮閣下が「デーモーン」と言う風邪薬(カイゲン)も存在する。また志村けんや郷ひろみが「ピンポーン」と言う殺虫剤(アース製薬)のCMも存在した。
目薬のCMは必ず目薬を点すシーンが挿入されている。これは目薬の正しい点し方を示すためで、これも医薬品会社が自主的に行っているものである。誤った点し方は目薬の汚染等、感染症を引き起こすためである。