ベビーカステラとは、ホットケーキ・カステラのような生地を球状に焼いたもので、粉モノの一種である。専用の機械を使って、楕円状の型に生地を流し込みふたをして数回反転して焼く。祭りの的屋や縁日でよく売られ、家庭ではたこ焼き器を使用して作られる事もある。人形焼の餡無し「カステラ焼き」と同様で、餡を入れない物が主流となっている。
1918年に関西地方の露天組合である金城組(現在の三島屋)が売り出したものが、ベビーカステラの発祥とされている。当時はチンチン焼きと呼ばれたが、1921年に、金城組よりのれん分けした三島屋の初代女将がベビーカステラの名称を考案したとされる。