「官製はがき」の場合、はがきの表面に切手と同じ効力を持つ額面が記載された「料額印面」が印刷されており、これが料金支払済みであることを示す。「私製はがき」には、そのような印面は印刷されておらず、郵政から料金分の切手を購入し、はがきに貼り付けねばならない。日本の「官製はがき(郵政はがき)」は郵便切手に相当し、郵便料金相当額の収受を証する「料額印面」(2014年4月1日現在52円)が表示されている。料額印面を汚損したはがきは無効となる。
エコーはがきは、官製はがきの下部スペースの一部(3分の1以内)をスポンサーの提供する広告に当て、通常の官製はがきの売価が1枚50円のところ、広告を掲載することで5円分を差し引いた1枚45円で販売。「エコーはがき(45円)」に地球環境保全のための寄付金(3円)が付加され、一枚48円の「グリーンエコー」はがきも発売される。(料金は2014年3月31日以前)
名称には、広告の内容が「山びこ(エコー)」のように利用者(送り手、受け手)双方に伝わるという意味合いや、売価が5円安いことから、「エコノミー(経済性に優れた)」という意味合いも込められている。
実際のエコーはがきの発行はスポンサーが決まってからとなり、地域や数量が限定されることや、売価が5円(グリーンエコーは2円)安いことから大量購入するヘビーユーザー、更に収集家も存在することから、発売日当日に品切れになることが多く、通常の官製はがきのように郵便局でいつでも購入できるとは限らない欠点もある。