爪楊枝は、長さ10cm未満程度の箸や串程には長くない先の尖った木製の細い棒で、先端がある程度尖らせてあるほか末端が滑り止めなどの凹凸になっていたり、何らかの飾りが見られるものもある。通常、断面は円形であるが、断面の四角い角楊枝もある。
爪楊枝の用途としては、歯の間に詰まった食べかすを取る道具として用いられるが、食品に添えて口に運ぶための食器として用いられたり、ばらけ易い料理を一まとめにする際にも使われる。世界各国に存在し、日本ではクロモジの木で作られたものが多かったため、黒文字ともいう。安価な木製では使用されるシラカバなどの木自体が柔らかいことや、合成樹脂製のものでも衛生の観点もあり、使い捨てにされることが多い。装飾は、こけしをモチーフにしている。