箸置きは、卓上で箸を受けるための小物。箸が転がり落ちるのを防ぐために用いる。箸枕、箸休めとも言われる。食事を用意するときに箸が食品に触れる側をのせておき、食事中または食事を終えたときに用いる。箸置きがない状態でそのまま箸をテーブルに置くと箸先がテーブルの表面に触れることとなり不潔なので、それを避けるために用いる。箸を食事に使用した後、箸先についた食べかすがテーブルに触れて汚すのを避ける役割がある。
箸置きは和食の場合、箸が横方向に箸先が左手側となるように置く。主にレストランや料亭で見られる。材質はガラス、木、磁器、陶器が多く石製もある。形状は様々であるが、細長くて中央がやや窪んだ枕のような形状が基本である。植物や魚類をかたどった意匠のものが多い。