消しゴムとは、主に鉛筆などで書かれたものを消去するときに使う文房具。字消しとも呼ばれる。直方体のものが一般的だが、ボールペンのような形のノック式の消しゴムなども販売されている。色調は一般に白色のものが多いが、黒色など色付きのものもある。消しゴムが存在する前の時代は、パンを使っていた。
鉛筆で書いた線が消える原理は単純である。鉛筆で書いた部分には黒鉛(鉛筆の芯の成分)が付着。消しゴムでこれをこすると、ゴムが紙に付着した黒鉛を剥がし取りながら、消しゴム本体より消しかすとして削れ落ちる。更にその消しかすが紙から黒鉛を剥がし取りつつ包み込んで取り除く。紙からは完全に黒鉛が除去されて消しかすに移行し、消しゴムには新しい表面が露出する。以上のサイクルで消しゴムが減り、消しかすが出て字が消える。