りゅうこつ座イータ星 (Eta Carinae, η Car) は、りゅうこつ座の恒星で、太陽系から約7,500光年離れている。太陽質量のおよそ70と30倍の大質量星同士の連星であり、高光度の青色超巨星(高輝度青色変光星、LBV)である。絶対光度は太陽のおよそ40万倍である。銀河系内でも特に異色の大質量星である。
イータ・カリーナという名でも知られている。過去に恒星から放出された大量の物質が星雲(人形星雲)となって周囲を取り巻いており、この星雲を含めてイータ・カリーナと呼ぶ事もある。
2011年現在、りゅうこつ座イータ星は太陽系近傍において詳細な研究ができる最も大質量な恒星であるとされている。地球に近い他の恒星がより高光度・大質量である可能性もあるものの、りゅうこつ座イータ星の光度は広い波長域でのデータに基づいて確認されたものとしては最高である。