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Channel: スチャラカでスーダラな日々
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丸い氷を作りたい

氷近世以前、人為的に冷却効果を得る技術が登場するまでは、氷自身を冷却源として利用していた。氷を冷やすことのできるものはなかったため、冬季に寒冷地で得られた氷をなるべく融かさないように運搬し保管する努力が様々に講じられた。

保管方法としては地下や洞窟の奥などに空間を作り、なるべく大量の氷を置いて冷却効果を得ようとするものが多く、日本ではこれを氷室などと呼んだ。断熱効果を得るため、オガクズなども用いられた。

日本では、明治以降に外国人居留地で小規模な製氷が行われるようになり、1883年(明治16年)東京製氷株式会社が設立されている。

氷の冷却効果の主な要素は、融けて固体から液体になる際に多くの熱量を吸収しようとすることで、周囲の熱を奪い取ることによる。このことによる蓄熱(熱の吸収)効果は高いが、現実には氷を作り出すことに必要なエネルギーを考慮すると、あまり経済的とは言えなかった。

しかし昨今では、冬に降った大量の氷雪を保管しておいて夏期の冷房に利用しようとする試みや、気温が低く電力需要も少ない夜間に製氷しておき、昼間の冷房に役立てようとするサービスなどが普及しつつある。

まるい氷を作ろう! 丸氷製氷機のご紹介

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