鬼瓦 権造(おにがわら ごんぞう)は、フジテレビ系のバラエティ番組『オレたちひょうきん族』等でビートたけしが演じていたキャラクターである。たけしが演じたキャラクターの中でも代表作の一つである。
ビートたけしが浅草での下積み時代に遭遇した実在の人物がモデル。「アルプス工業」と縫い取りのあるドカジャンにニッカポッカ等の服装、髪型、口調など、ほとんどそのまま取り入れた。『ビートたけしのオールナイトニッポン』等で「昔こういう人が浅草にいた」という話をしていたが、余りにも面白いのでコントキャラとして取り入れた。
実際にアルプス工業もしくはアルプス興行と言う名称の会社が全国に点在するが、実在するそれらとは何の関係もなく、モチーフにもしていない。
職業は元サラリーマンの土木作業員で、髪型は角刈りで、丸い髭を生やしている。また、「アルプス工業」と会社名が刺繍されているジャンパーを着ている。手を前にかざし首をカクカク振りながら「冗談じゃないよ」と言うのが定番のギャグである。
タケちゃんマン「涙のじょうだんじゃないよ」の回で、鬼瓦の過去が話されており、小学校2年で髭が生え、その時付いたニックネームが「棟梁」である。大学生時代に同じ大学で知り合った女性と結婚、新婚当初は誠実で真面目な人だったが子供を妊娠したと聞くと上記の理由から出産を嫌がるようになり男児出産後、腐って現在のようになり愛想を尽かれ離婚し現在に至るとその元妻は語っている。