西之島付近では数年おきに海水の変色や蒸気の吹き上げが観測されていたが、2013年には40年ぶりに噴火を観測し、新しい陸地を形成した。
1973年と2013年のどちらも、当初は西之島から海面を隔てた「別の島」であったが、溶岩の噴出や堆積が進んで西之島と一体化している。
2013年の噴火は1973年の噴火と比較して溶岩流出量が非常に多く、また1973年の噴火による堆積で水深10m未満の浅瀬が広がっていたことにより、島の急激な成長に繋がった。一連の活動はなおも継続しており、陸地の規模は変化するとみられる。
周囲の海は、沖合い数百mまで水深10m未満の浅瀬で、1~2km沖まで水深30m程度の浅い海だが、その先は火山体の急峻な斜面となり、数千mの深海に至る。