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旧・西之島

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旧・西之島
1978年11月9日時点の西之島

旧・西之島地図西之島は小笠原諸島の無人島。海底火山の活動により生じた火山島であり、付近では現在も頻発に噴火活動がみられる。時には海面近くの噴火口からの火山噴出物により「新しい陸地」が生じる。

島の大きさは、2003年時点で東西約760m、南北約600m程で、安山岩を主体とする。島の西側が古来の西之島(旧島)であり、島でもっとも高い、標高25mの高台となっている。この旧島は波の侵食により、ほぼ垂直に切り立った崖で囲まれており、新しく形成された島の東側部分とは大きな段差ができている。島の東端に、標高15mの溶岩の高台があり、これが1974年の噴火で形成された新島の一部である。2つの高台の間に、固結していない礫の堆積によって形成された、標高数mの起伏のない平坦な地形が広がる。平地の南部に池があるが、新島形成の際にできた湾の一部で、堆積によって海から切り離されてできた。海岸は、高台の西岸や東岸では数m~15m程の断崖になっているが、それ以外は礫浜である。南側から波による侵食を受けており、海岸線の後退が進んでいる。

島の北の沖合いと南の沖合いに、それぞれ岩礁が点在する。北の岩礁は火口縁であるが、南の岩礁は侵食で失われた西之島新島の一部である。周囲の海は、沖合い数百mまで水深10m未満の浅瀬で、1~2km沖まで水深30m程度の浅い海だが、その先は火山体の急峻な斜面となり、数千mの深海に至る。

西之島の位置

これから時系列に沿って、小笠原諸島西之島の様子を記事にします。

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