
2000年頃、スイスのスティールパン工房であったPANArtが、スティールパンから発展させた楽器Hangを発表した。素手でたたけるスティールパンとして、アジアや中東圏の打楽器の特徴をも兼ね備えたこの楽器は、欧米を中心にすぐに人気が広まった。当初はその製法や入手方法についてはベールに包まれ、Hangはその神秘性を増した。
2006年に放送されたPANArtへのテレビ取材でその製法の一部が露呈すると、以降、世界中でHangを模倣した、あるいはインスピレーションを受けた新しい楽器が作られ始めるようになる。
2007年秋、アメリカのPantheon Steel社がHangの代替品としてのHaloをウェブ上で発表した。 その後英語圏でハンドパンと言う言葉が産まれ、ハンドパンの名称が定着していく。
今日では欧米を中心とした世界中に多くのメーカーが産まれ、各々が材料、製造技術、形状、音に工夫を凝らし、そのバリエーションを広げている。