Quantcast
Channel: スチャラカでスーダラな日々
Viewing all articles
Browse latest Browse all 7530

とらえられたスクールバス 後編・9

$
0
0
とらえられたスクールバスN信夫らはジンとともに、到着場所に戻り、主流の時流に回復したことで、とうとう自分たちの身の振り方を考えなければならなくなる。さらにクタジマ・トシトという追跡者は存在しない、と聞いて驚く。

ジン
「前に言ったように、完全に前と同じにはならない。あなたがたは誰にも追われていないばかりか、修復に従事した功労者だ。これからどうするか、自分の意思で決めることができる。」

「ちなみに味方の時間航行管理局員の名前はクタジマ・アロウと言う。もしかすると追跡者で、前の時流の時間航行管理局員だった可能性はあるが、既に存在しない時流のものだ。」


「それでは私は一時間先の未来に現れるので、皆さんでこれからのことを話し合って行くが良い。」

そう言いながら、セドウド・ジンはタイムマシンに乗って1時間後の未来へ消えた。

信夫らは20世紀に帰りたい
アギノは「追ってくる者がいないなら、僕は、みんなが行く所へ一緒に行きたいんだ」

みね「戸籍のことくらいなら、その時代の局員が工作できます」

教授
「私は未来で生計を立てるのは難しいだろう 昔の教え子と会う可能性もある。それより、この戦国時代の堺で己の可能性を試してみたい。秀吉によって濠を埋められるまで堺の自立は続く 東洋のベニスとして。私なりに才覚を働かせて、何かやってみようと考える」

元の時代に戻れないみねも、未来ではとてもやっていけないし、知り合いがいる所に行きたいと、教授と供にすることになる。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 7530

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>