久々、風呂に入れると喜んだが、五右衛門風呂は、円い板を足でバランスをとって沈め、その上に座らなければならないので苦心する
先生と教授は、まげを結って武士風、信夫たちは若侍の格好に扮した
みねが説明する
「常駐局員は、原則として、その時代の人間がなります 疑惑を招きがちですから 訓練を受け、実習では他の時代へも行きます
曲安は、20世紀後半がとても気に入っていて、私もです
日本の歴史の中で、いろいろ問題はあるにしても、一番自由で進取性に富んだ時代だからでしょう」
皆が寝てから、しばらくして急に起こされる
みね
「本能寺に泊っていた信長公が出て行かれました
何者かが矢文を射こんでしらせ、それが平野に似ているというのです
私たちの歴史は、主流から潜在時流に転化したかもしれない
一刻も早く修復作業を行うため、あなた方も協力してもらいます」