男に言われる通り、翌日、また時間跳躍する
時間跳躍中は、管理局に捕まる心配はないが、バスには1回ごとにムリがかかるから、いずれ時間跳躍出来なくなる可能性があるとアギノ
みんなが寝ている間に起きてしまった信夫と教授は、ご飯を炊こうとしてアギノに慌てて止められる
外は超空間で、出ればバラバラになる
空気はバス周辺にしかないから、ものを燃やせば酸素が足りなくなると聞いてゾッとする
戦国時代の話になる
「戦国時代といっても100年もあるからな」
「応仁の乱から、信長の天下統一までですか?」
「それも後世の人が定義づけしたに過ぎない 当時の人々はそれほど明確に意識していなかった」
アギノのイメージでは野蛮だが、1人ずつのデータもろくに記録されていない自由な時代
先生のイメージは、意外に1つ1つの領国はまとまって、文化も発達していたのでは
信夫「1つの土地から見れば、合戦はそれほど多くなく、むしろ静かだったと本で読んだ」
教授「江戸時代のように武士道が確立していないから、人殺しをなんとも思わぬ連中が多いのでは」
それぞれの意見が、それぞれの個性を表しているようだと信夫は思う