闇の中に着いた一行
教授「夜は本来こうしたものだ。だから、妖怪変化が本気で信じられたんだろうね」
信夫「僕らは、文明の進歩でどんどん立派になっていると考えがちだが、素手になれば、昔の人より劣るのかもしれない」
明るくなると、大名屋敷が見え、江戸時代、幕末だと分かる
屋敷から数人の武士が馬で駆けつけ、永井伊豆守家来で、主人が屋敷に招いているという
この時代をもっと見たいという気持ちは皆いっしょで、結局、教授と信夫が行くことにした
主人は谷口五兵衛
「わしはああいう車輪をつけたものの絵を見たことがある 蒸気機関のようなものかな?
どうじゃ、わしをあれに乗せてくれぬか?」
外では攘夷派の浪人がバスに難癖をつけ、バスは信夫らを残して逃げてしまった
家臣「あんなものに、この神州を横行させておいてよいものか?」
谷口「これも、幕府の弱腰が招いたことだ!」
2人は浪人を銃で気絶させると、クラクションの音を聞く
クタジマを含め、3台のタイムマシンがバスと交戦していた
信夫が加勢したお蔭で3台は視界から消え去る
谷口に助けてもらおうという意見に、疑いを持つ教授
「あの谷口はいわゆる開明派だ そんな人々が、保守的な上級武士の
妬みや反感を受けて命を狙われたりするのはありがちなことだった」