デセン酸とは、ローヤルゼリーにのみ含まれる特有成分で、脂肪酸の一種です。正式名は「10-ヒドロキシ-trans-2-デセン酸」と言います。
ローヤルゼリーにしか含まれていないため、別名「ローヤルゼリー酸」とも言われています。サプリメントとして製品化されるローヤルゼリーにはローヤルゼリーの効能に大きく貢献する重要な物質ですから、『一般社団法人全国ローヤルゼリー公正取引協議会』によってデセン酸の含有量が厳しくチェックされ、条件を満たす製品だけに『公正マーク』と呼ばれる目印の表示が許されています。
デセン酸は、癌などにも有効だとされている抗菌作用を始め、血糖値を下げる作用や、脂肪量をコントロールすることによる肥満防止作用、免疫強化作用など、大変多くの恩恵を私たちの身体にもたらします。中でも特筆すべきは、特に女性の更年期障害の多くを改善、軽減する作用です。
これはデセン酸が女性ホルモンの『エストロゲン』に似た働きを持っていることが大きな要因と考えられています。更年期障害は加齢によってホルモンの分泌量が減り、体内のホルモンバランスが崩れることが引き金となっていますが、デセン酸が足りなくなったホルモンの働きを補うのです。
デセン酸はホルモンを補ってそのバランスを整えるだけでなく、自律神経に直接働きかける効果もあります。更年期のストレスの元となる身体の不調を改善し、イライラを引き起こす波立った神経そのものも和らげてくれます。