JR北海道の島田修社長は2016年(平成28年)7月29日に開かれた記者会見にて、厳しい経営状況と北海道で急速に進行する人口の減少を理由に、鉄道事業を抜本的に見直すため、同年秋までに「JR単独では維持困難な線区」を公表し、地元自治体との協議に入りたい旨を正式に表明した。この会見の中で具体的な路線名こそ公表されなかったものの、輸送密度が低い石勝線の夕張支線(新夕張駅 - 夕張駅間)も対象になると考えられていた
2018年(平成30年)3月23日、夕張市とJR北海道は夕張支線(新夕張駅 - 夕張駅間)16.1kmの鉄道事業廃止について、
1.鉄道事業廃止日を2019年(平成31年)4月1日とすること
2.JR北海道は夕張市で持続可能な交通体系を再構築するための費用として7億5000万円を拠出すること
3.JR北海道は夕張市が南清水沢地区に整備を進めている拠点複合施設に必要となる用地を一部譲渡すること
で最終的な合意に至ったと発表した。