だるま市のだるまさんは何度倒しても起き上がるという事で、「七転び八起き」という意味も含めての無病息災や家内安全の願いが込められています。 達磨大師と呼ばれるだるまの置物のもととなった人物がいます。インドで生まれ、中国で禅宗を広めたとされています。中国に渡った際に少林寺で修行の為に壁に向かって9年間座禅し続けました。その際に手足が腐り手足のない丸いだるまの置物となったのです。
麻生不動の縁日は1月28日です。参詣者は火から守ってくれる「火伏せの利益」のあるという銭をいただいて帰り、それをいろりの自在鉤にかけておくと子供が炉に落ちない。また、火事にもならないとされています。1年間無事に過ごせた時は、昨年いただいた穴あき銭にお礼のお金をそえて返し新しい火伏せの銭をいただきます。この風俗は、囲炉裏のなくなった現在もつづけられています。
伝説では、その昔ある村人が木賊ヶ原でトクサを刈っていると八寸程の不動尊が見つかった。 これが麻生不動の本尊で良弁作といい、以来木賊不動の名が付き火伏せの神とされています。 木賊ヶ原というのは、沢山の木賊(とくさ)は樹生している原っぱのようなところを指すものと思われます。