青山伸一郎がいつものように学校へ行こうとすると、同じ年くらいの可愛い顔立ちの少女から声をかけられた
「青山伸一郎さんね?」と言って少女はけたたましい声で笑い出した
テルテル坊主のような形の真っ赤な服を着ている
どうしたわけか、こんな奇妙な女の子といても誰もこっちを見ていない
教室にも勝手に入り、授業中もずっと話しかけられ、ちっとも勉強に身が入らないため
隣りの藤川律子が心配して声をかけるが「別になんでもないよ」と誤魔化す
「返事ぐらいしてよ!」と少女が伸一郎を激しくゆさぶり「やめてくれ!」と言うと
律子「何してるの? 一人で体をゆすって叫んだりして」
間違いない この少女は自分以外に見えないし、声も自分にしか聞こえないのだ
少女「“目標同調四次元震動装置”がはたらいてるから伸一郎さんにしか分からないのよ
授業後、律子は「私なんて何の役にも立たないかもしれないけど、心の負担を軽くすることはできるかもしれない」と言ってくれるが
少女にからかわれ、伸一郎は思わず「やめないか! いい加減にして、どこかへ行ってくれ!」と言い
律子は自分に言ったと思い、廊下を走り去って行ってしまった
「青山伸一郎さんね?」と言って少女はけたたましい声で笑い出した
テルテル坊主のような形の真っ赤な服を着ている
どうしたわけか、こんな奇妙な女の子といても誰もこっちを見ていない
教室にも勝手に入り、授業中もずっと話しかけられ、ちっとも勉強に身が入らないため
隣りの藤川律子が心配して声をかけるが「別になんでもないよ」と誤魔化す
「返事ぐらいしてよ!」と少女が伸一郎を激しくゆさぶり「やめてくれ!」と言うと
律子「何してるの? 一人で体をゆすって叫んだりして」
間違いない この少女は自分以外に見えないし、声も自分にしか聞こえないのだ
少女「“目標同調四次元震動装置”がはたらいてるから伸一郎さんにしか分からないのよ
授業後、律子は「私なんて何の役にも立たないかもしれないけど、心の負担を軽くすることはできるかもしれない」と言ってくれるが
少女にからかわれ、伸一郎は思わず「やめないか! いい加減にして、どこかへ行ってくれ!」と言い
律子は自分に言ったと思い、廊下を走り去って行ってしまった