気づくと、良平は大きなイスに縛りつけられていた
真っ白な、上から下まですっぽりと服をかぶった連中に尋問を受ける
「我々のどこが卑怯だというのだ これは本能だ
借体型の生物は、生命体に乗り移る 不快な感覚は味わいたくない 敏感なのだ
お前に選択させよう 処分されるか協力するか
我々の数は限られている 3日もすれば、本隊が到着し、10万以上の仲間がくる
あとは人間に乗り移る 協力はそれまででいい」
良平は考え
「僕はお前たちのことを何も知らないから、どうすれば役立つか分からない
乗っ取られていない山形に会って相談させてくれ」
白い服の3人は良平を部屋に閉じ込めた