翠銅鉱翠銅鉱(Dioptase)は、銅を含むケイ酸塩鉱物の一種。 18世紀後半にカザフスタン・カラガンダ州で発見され、当初はエメラルドと誤認されていた。
しかしエメラルドと違ってへき開があり、硬度も低いことから別鉱物であると判明。1797年にルネ=ジュスト・アユイにより「結晶を通してへき開が見える」という意味を込めてギリシャ語で「通して」を意味する"dia"「視覚」を意味する"optima"から命名された。
現在ではロシアや中央アフリカで産する。美しい緑色の結晶で産することから、鉱物標本として人気があるが、硬度が低いため宝飾に用いられることは少ない。
翠銅鉱の原石