バンダ湖は南極大陸 ロス海属領 ヴィクトリアランド ライト谷にある湖沼である。この湖は 5 kmの長さがあり、最大深度は 69 m。 1968年から1995年までの間、ニュージーランドが湖岸にバンダ基地を設置していた。
バンダ湖は、海水の 10 倍以上の濃度の塩分を持つ塩湖。これは死海の塩分濃度より高く、世界で最も塩分濃度が高いといわれるジブチのアッサル湖よりもさらに高い可能性が高い。この湖は、深部の水がより浅い水域の水と混合しない部分循環湖でもある。夏季においても3m以上の氷に覆われているが、湖底の水温は摂氏25度に達する。
この湖は南極横断山脈のドライバレーにある多くの塩水湖のうちの1つ。南極大陸最大の川であるオニキス川は、海から遠ざかる方向に西に流れてバンダ湖へ流入する。河口に観測所がある。オニキス川とバンダ湖に魚はいない。微生物だけが見られる。