PAPERS-佐藤 義尚氏のコメント・・・CINEMATHEQUEより抜粋
創作する上で自分の中で画期的な作品となったのが「Papers」シリーズです。自分の作品はそれまで常に創作手法の考案からはじまっていたのですが、「Papers」は新聞という素材を確定してから、表現の可能性を探る、という形態をとっています。手法としては、アニメーションの基本となる「素材同士の位置合わせ」を念頭に置きましたが、映像として目に見えるものは<固定>と<無秩序>の激しいぶつかりあいとなり、社会事象の素速い移り変わりと変化といったものが表現できたと思います。結果として、創作手法と作品のテーマ性が適度に融合できました。
素晴らしい。本当に本当に、素晴らしいです。ただただ、出会えてよかったです。創造の初期衝動が、ここにはあります。かつてえび天で魅せていただいた衝撃作品が、ここで再び出会えて嬉しいです。
スティーブ・ライヒのDifferent Trainsに合わせて、新聞の活字や画面が生きもののように蠢く様が脳裏に焼き付いています。えび天で録画して何度も何度も繰り返し見ました。youtubeに、製作者ご本人があげられるとは感慨深いです。