南極点では極夜が長く、本当に一日中真夜中となります。地球の自転軸は公転軌道面に対して約23.4度傾いています。この傾きが季節によって一日中太陽の昇らない極夜を極圏に作り出しています。
また極夜の時期はオーロラが最も綺麗に長く見ることのできる時期とされ、他にも極成層圏雲やダイヤモンドダストを観測することができます。このため、南極にはそれらを観測する各国の基地が数多く存在します。
極夜の寒さは内陸部の最高気温でも-50℃より低く、最低気温は-80℃以下になります。そのため、比較的暖かな南極大陸の沿岸部で各国の観測基地が多数存在します。沿岸部の年平均気温は-10℃です。