南極点(South Pole)は南緯90°に位置します。緯度だけで場所が分かる稀有な地域です。南極点は南極大陸上に位置しますが、地磁気の南極(磁南極)と南極点は一致しません。現在の磁南極は、南極海にあります。
初めて南極点に到達したのは、ロアール・アムンセン隊で到達日時は1911年12月14日。現在、南極点付近に米国のアムンゼン・スコット基地があります。
南極には「到達困難極」と呼ばれるもう一つの
“極”があります。南極大陸周辺の海岸線から最も離れた点で、近づくことも大変困難な地域からの命名です。到達困難極とは南緯82.3度、東経65.7度を中心とする地域。標高は約4300mで氷床の厚さも4000mを超えます。ここは極寒で、地球上で自然環境の最も厳しい地域です。
南極点付近の氷は、西経43度の方向で1年に10mほどの速さで動いています。そこで南緯90度の点を決めても、その点は氷と共に動いてしまいます。そのため南極点基地には、訪問者用(観光向き)の南極点と本当の南極点の標識があります。毎年元旦に南極点の位置を測定し、南極点を示すポールを打ち直して立ててあります。以前は、そこに紺色の旗だけが立てられていました。
南極圏や北極圏で毎年夏至前後に白夜が起こり、南極圏では毎年11月末から約2ヶ月、北極圏では毎年5月末から約2ヶ月も白夜になります。
その反対が極夜で南極圏や北極圏で毎年冬至前後に起こり、南極圏では毎年5月末から約2ヶ月、北極圏では毎年11月末から約2ヶ月の間この現象に見舞われます。北極圏や南極圏の境界で極夜になった場合でも完全な闇とはならず、若干の薄明や2~3時間の昼があります。この場合も極夜と言うそうです。
南極点のセレモニーポール・南極条約に加盟した国の旗が並んでいます
初めて南極点に到達したのは、ロアール・アムンセン隊で到達日時は1911年12月14日。現在、南極点付近に米国のアムンゼン・スコット基地があります。
南極には「到達困難極」と呼ばれるもう一つの
“極”があります。南極大陸周辺の海岸線から最も離れた点で、近づくことも大変困難な地域からの命名です。到達困難極とは南緯82.3度、東経65.7度を中心とする地域。標高は約4300mで氷床の厚さも4000mを超えます。ここは極寒で、地球上で自然環境の最も厳しい地域です。
南極点付近の氷は、西経43度の方向で1年に10mほどの速さで動いています。そこで南緯90度の点を決めても、その点は氷と共に動いてしまいます。そのため南極点基地には、訪問者用(観光向き)の南極点と本当の南極点の標識があります。毎年元旦に南極点の位置を測定し、南極点を示すポールを打ち直して立ててあります。以前は、そこに紺色の旗だけが立てられていました。
南極圏や北極圏で毎年夏至前後に白夜が起こり、南極圏では毎年11月末から約2ヶ月、北極圏では毎年5月末から約2ヶ月も白夜になります。
その反対が極夜で南極圏や北極圏で毎年冬至前後に起こり、南極圏では毎年5月末から約2ヶ月、北極圏では毎年11月末から約2ヶ月の間この現象に見舞われます。北極圏や南極圏の境界で極夜になった場合でも完全な闇とはならず、若干の薄明や2~3時間の昼があります。この場合も極夜と言うそうです。