チャルメラとは、オーボエと同じ、2枚リードの木管楽器の一種である。漢字表記は「嗩吶」。中国の楽器「嗩吶」に由来し、「唐人笛」と呼ばれていたこともある。嗩吶は京劇などで用いられた楽器であり、日本には安土桃山時代に伝わったとみられる。江戸時代初期に長崎を訪れたポルトガル人が、この楽器を「チャラメラ」と呼んだことから、嗩吶のことを「チャルメラ」と呼ぶようになった。
日本では、屋台のラーメン屋の客寄せとして、チャルメラで鳴らすメロディー(ソラシーラソー ソラシラソラーというもの)があるが、これを鳴らす自動車用警笛はチャルメラホーン、チャルメラと呼ばれる。全音より少し広い(110-120セント)音程が使用される。