南京玉すだれとは、日本の大道芸の一つ。歴史のある芸で伝統芸能であるとも言える。一人の演者が長さ20~30数cmの竹製の小型のすだれを持ち、唄にあわせて踊りながらすだれを変化させて釣竿、橋、しだれ柳、旗などに見立てる。演者が持つすだれの名称でもある。
芸人が「アさて、さて、さてさてさてさて、さては南京玉すだれ」の威勢良い掛け声とともに玉すだれをおもむろに取り出し、「ちょいとひねれば、ちょいと、ひねれば、日米国旗に早変わり。日米国旗をちょいと伸ばせば、…」といった風に、簾の形状を次々と変えて見せる。
現在町で見かけることはほとんどなく、イベントなどで演じられることが多い。イベントで行われる場合には、数人が並んで同じ技を見せることもある。