サッポロ一番塩らーめんは、1971年9月に、サッポロ一番ブランドの第三番目のシリーズとして、サッポロ一番しょうゆ味、サッポロ一番みそラーメンに続いて発売された袋麺タイプのインスタントラーメンである。発売当時はあまり知られていなかった塩ラーメンの味の普及に貢献した製品であり、現在まで販売され続けているロングセラー製品である。2013年の後半にパッケージがアルミ包材へ更新された。みそラーメンはカタカナに対し、塩らーめんはひらがなである。
「はくさい・しいたけ・に〜んじん♪」のCMとともに、野菜がニョキニョキ生えてきて踊る特殊撮影でお馴染みのCMは「塩らーめん」発売当初から長期にわたって放映された。
1964年に同社が発売した長崎タンメンの味をもとに野菜のうまみを強調し、これにチキンエキス、ポークエキスを加え、香辛料で整えたさっぱりとしたスープとなっている。麺にラードが使用されているのが、サッポロ一番袋麺シリーズの共通の特徴。そのうえ、スープに合うように味ごとに異なる麺を使用しており、塩らーめんでは山芋を練り込み、断面は円形のモチモチ食感のあるコシの強いものとした。切り胡麻の袋が付属しており、これを加えることによってより風味の深い味わいとなる。