95年の歴史に幕が下ろされます。北海道の日本海側を走るJR留萌線の留萌―増毛間が廃止されることになり、4日がラストランとなりました。かつて映画の舞台ともなった留萌線の終着・増毛駅。廃止を惜しむ鉄道ファンや地元の人が大勢訪れ、留萌駅と増毛駅ではそれぞれお別れのセレモニーが行われました。
「日本海の景色がきれいで、これが見られなくなるのはさみしい」(東京からのファン)
「列車からこんなに人が降りてくるのがすごいと思った」(地元の人)
1921年、大正10年開業のJR留萌線の留萌―増毛間は沿線の過疎化で乗客が減り、昨年度は100円の収入を得るのに2538円かかる大幅な赤字路線となっていました。増毛駅では午後7時48分に発車する最後の列車を地元の人たちがペンライトで見送ることになっています。