■観測場所の天候 この皆既日食帯は2017年8月21日に北米大陸を横断します。前回のサロスNo.145は、1999年8月11日に欧州を横断する皆既日食が見られました。皆既帯の最初は、ハワイ諸島とアリューシャン列島の中間にある北太平洋から始まります。皆既帯付近で一番晴れやすい地域は、西海岸のオレゴン州、アイダホ州、ワイオミング州とネブラスカ州あたり。東海岸はサイクロンの影響を受けやすいですが、過去の皆既日食の経験から日食当日に意外と晴れる可能性もあります。 米国の雨雲ズームレーダーのリンク先ではシカゴが観測中心点になっていますが、少しズームアウトをすると皆既帯が通過する地域の雨雲予報を3時間先まで確認することが出来ます。 米国は東西を横断する山脈が無いので、北極寒気団の影響を受けやすいです。常夏の印象があるマイアミでも、寒波がやってくれば氷点下になります。今月は、アメリカ横断皆既日食の皆既帯が通過する地域と交通アクセスについて天候の概略と共に説明します。 |
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アメリカ横断皆既日食
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