$ 0 0 (6)極大期のコロナ本影錐の移動を捕らえるには回りの木々が多すぎたからです。早めに機材のセッティングをすれば良かったのですが、遅い時間に出るバスに乗ったので部分日食の開始一時間前に着きました。それで場所の選定がままならなかったのです。毎回撮っている部分日食も30%欠けた部分は撮れませんでした。写真は80%欠けた部分日食ですが、今回は皆既中心線近くで観測したので太陽は真横から欠けていきます。やがて空が青く濃くなってきました。外気はすっかり涼しくなっていました。80%欠けた部分日食皆既3分前、皆既日食撮影用の500㎜レンズを付けたカメラのファインダーを覗きます。既に内部コロナが見えていますが、金星は見えない。うっすらと黒く大きな影が迫ってきた。まもなく皆既日食。心臓の鼓動が早くなってくる。太陽の光が失われ、ダイヤモンドリングが見えてきました。ファインダーからこれまで見た事もない丸いコロナが見えました。いつもと形が違うので、ひどく興奮しています。月縁から四方に紅いプロミネンスが見えます。1991年のメキシコよりも数が多い。ダイヤモンドリング筒先開閉でうちわシャッターを使う予定が慌てたので手でやってしまった。お陰で鏡筒に手をぶつけてしまい、それから写真がピンボケになってしまいました。更に本影錐の移動の様子も撮れなかった。三脚だけで撮影するのは本当に難しいです。ちなみに皆既中は30℃まで気温が下がりました。全ての日食が終わり暑さと炎天下で非常に疲れがたまり、帰りのバスでは爆睡しましたzzz やがてホテルに到着。早速H.Shimoさんの撮ったビデオを拝見します。何回見てもさっきの興奮が蘇ります♪極大期のコロナ管理者に無断での使用・複製・転載・流用禁止