に組 東芝・ねぶた師 北村 隆
巴提便は刀を帯び鎧を着て岩穴を捜し歩くと、目の前に大虎が現れた。刀を抜いて「自分は勅を受けて山野に奔走し、風雨にさらされ、草を枕に茨を床にして苦労するのは、子を愛し親の業を継がせようと思うため。
神は私に子を一人与えたが、今夜その子がいなくなった。跡を追って探しに来た。命を落とすことも恐れず、虎に報いるために」その虎は前進し、口をあけて呑もうとした。巴提便はさっと左手を差し出し、その虎の舌をつかみ、右手で刀を突き刺した。
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