黄金焼(こがねやき)は、普通の今川焼きと違い、牛乳・卵は使用していません。大きさは直径約5cmほどで、中身は白餡の黄金焼のみ。弘前市の地元住民なら、一度は食べたことがあると言われるほど浸透している和菓子です。どの店舗でも店頭で焼いて販売しています。
弘前市内3カ所にある川越黄金焼店(土手町)・山中黄金焼店(松ヶ枝)・東長町店が作っており、値段は1個50円(税込み)。ちなみに川越黄金焼店は明治十八年(1885年)創業の老舗。
この店が弘前市民にとっては一番ポピュラーな場所にあり、まだ車が発達していなかった頃から弘前市旧市街在住の方々が歩いて買いに行ってました。車社会となり、店に車を横付けして買う客も多いです。あまり長時間停められないので、店が混んでいる時に買うと違反切符を切られてしまいます。また、店内で黄金焼を一個から食べることが出来ます。店内で食べると、黄金焼が乗った白い皿とお茶が出ます。新聞も東奥日報・陸奥新報・日刊スポーツなどが置いてあって食べながら見られます。店内の冷蔵庫には牛乳・コーヒー缶・サイダーなどがあり、注文すると実費で飲むことが出来ます。
◆川越黄金焼店(こがね焼)
青森県弘前市大字土手町21-3
電話 0172-32-6547
9:00~20:00 不定休
通称一番町にある黄金焼店。黄金焼の値段は、一枚のハガキと一緒です。
はがきが正式に郵便制度の中で発行を認められたのは、1873(明治6)年11月19日の大政官布告第389号で「郵便ハガキ紙并封嚢発行規則」が公布されて、同年12月1日、初めて「郵便はがき」が発行されました。当時ハガキの値段は、半銭及び一銭でした。今までのハガキの値段の変遷についてまとめると、以下のようになります。
■明治16年1月1日から 1銭
■明治32年4月1日から 1銭5厘
■大正12年4月1日から 2銭
■昭和19年4月1日から 3銭
■昭和20年4月1日から 5銭
■昭和21年7月25日から 15銭
■昭和22年4月1日から 50銭
■昭和23年7月10日から 2円
■昭和26年11月1日から 5円
■昭和41年7月1日から 7円
■昭和47年2月1日から 10円
■昭和51年1月25日から 20円
■昭和56年1月20日から 30円
■昭和56年4月1日から 40円
■平成元年4月1日から 41円
■平成6年1月24日から 50円
…現在に至る。でも平成元年から黄金焼きは50yenになりました。多少ボッタクリの感がありましたが、今でも20年間値段を変えていません。40yenの頃に一番多く食べたのですが、その頃は3つ買って120yenでした。いま店内で食べるとすると、2つしか買わないで100yenに抑えてしまいます(>_<)
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川越黄金焼店
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