今年1月1日にも新幹線の訓練運転のため、青函トンネルを通る列車が終日運休したが、4日間にわたる運休は1988年の同トンネル開通以来初めて。同トンネルを通る在来線旅客列車の最終運行は21日午後10時18分青森発札幌行きの急行「はまなす」となる。
設備の切り替え作業は22日未明から、札幌にある新幹線運行管理センターからの遠隔操作で行われる。具体的には電圧を在来線用の2万ボルトから新幹線用の2万5000ボルトに引き上げるほか、貨物列車と新幹線の運行管理システムを連携させる。4日間で新幹線車両を9往復させ、切り替え後の設備に問題がないかを確認する。
青函トンネルを通る旅客列車は、新青森と函館を結ぶ特急「スーパー白鳥・白鳥」(1日計10往復)と、寝台特急「カシオペア」(上野-札幌)、急行「はまなす」で、いずれも最終運行を迎える。