M88(NGC4501)はかみのけ座にある渦巻銀河である。おとめ座銀河団に属している。
1781年メシエによって発見された。メシエは「小さな2個の星の間にある星雲。この一つは6等星。もっとも暗い星雲でM58に似ている」と記した。スミスは「長く楕円形の星雲。青白く北東から南西方向に傾く。視野で星が行列を作る。北の部分は南より明るい。渦状であると推測される」とした。ダレストは「核。すばらしい星雲の領域」と記している。フェーレンベルクはアンドロメダ大星雲のミニチュアであるとした。
口径6cmの望遠鏡ではっきりと確認できる。口径10cmの望遠鏡で、丸い形状と表面がなめらかであることが確認できる。おとめ座銀河団の中では小口径でも意外に良く確認できる天体である。口径30cmでは表面がざらざらした感じに見えてくる。